【超初心者向け】語学試験対策、オンライン学習はまず何から?無料・有料リソースの賢い使い方
語学試験対策をこれから始めようとお考えの皆さま、こんにちは。
「はじめての語学試験対策」では、ゼロから語学試験の勉強を始める方のための情報を提供しています。
学習を始めるにあたり、「最近はオンラインで色々学べるらしいけど、何を使えばいいのか」「無料と有料、どちらが良いのか分からない」と迷っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。インターネット上には学習に役立つ情報やツールがたくさんありますが、その情報量の多さに圧倒されてしまうこともあるかもしれません。
この記事では、語学学習が初めての方や、久しぶりに再開する方が、オンラインリソースを効果的に活用して語学試験対策を進めるための基本的な考え方や、具体的なステップについて丁寧にご説明します。
オンラインリソースとは?
まず、「オンラインリソース」とは何を指すのでしょうか。語学学習におけるオンラインリソースとは、インターネットを通じてアクセスできる様々な学習資源のことです。具体的には、以下のようなものが含まれます。
- 学習アプリ: スマートフォンやタブレットで利用できる、単語学習、文法練習、リスニング、スピーキング練習などができるアプリ。
- ウェブサイト: 語学学習情報サイト、オンライン辞書、文法解説サイト、ニュースサイト、動画共有サイトなど。
- 動画・音声コンテンツ: YouTubeなどの学習チャンネル、ポッドキャスト、オンライン講座の録画など。
- オンラインコミュニティ/言語交換: 世界中の学習者と交流したり、言語交換パートナーを見つけたりできるサービス。
- オンラインスクール/レッスン: インターネット経由で講師から指導を受けられるサービス。
これらは、スマートフォン一つあれば通勤中や休憩時間など、場所を選ばずに学習できる手軽さが大きな魅力です。
なぜオンラインリソースが超初心者に向いているのか?
オンラインリソースは、語学学習が初めての方や、久しぶりに取り組む方に特におすすめできる点がいくつかあります。
- 手軽に始められる: アプリをダウンロードしたり、ウェブサイトにアクセスしたりするだけで、すぐに学習を開始できます。高価な教材を最初に購入する必要はありません。
- 多様な形式で学べる: テキストだけでなく、音声や動画など、様々な形式のコンテンツがあります。自分の理解しやすい方法や、興味を持てる形式を選んで学習を進めることができます。
- 自分のペースで進められる: オンライン講座や動画コンテンツなどは、自分の理解度に合わせて再生速度を調整したり、繰り返し視聴したりすることが可能です。
- 最新の情報が得やすい: ウェブサイトやSNSなどで、常に最新の試験情報や学習法に関する情報を得られる場合があります。
- コストを抑えられる場合がある: 無料のリソースも豊富にあります。まずは無料で試してみて、自分に合うものが見つかったら有料サービスを検討するという進め方も可能です。
オンラインリソース活用の具体的なステップ
オンラインリソースは非常に便利ですが、闇雲に使っても効果は得にくいかもしれません。ここでは、ゼロから始める方がオンラインリソースを賢く使うための具体的なステップをご紹介します。
ステップ1:目的とレベルに合ったリソースを探す
まず、自分がどの語学試験を受けるのか、そして現在の語学力はどの程度か(ほぼゼロであることを前提とします)を明確にしましょう。そして、その試験対策の「超初心者向け」や「入門」と明記されているリソースを探します。
最初から難しすぎるものや、目的外のリソースに手を出さないことが重要です。例えば、リスニング力を上げたいのに、難解な専門用語が多い記事サイトばかり見ていても効果は薄いかもしれません。まずは、平易な言葉で基礎を解説しているサイトや、初心者向けの語彙・文法に特化したアプリから始めるのが良いでしょう。
ステップ2:無料リソースから試してみる
世の中には高品質な無料リソースがたくさんあります。まずは無料のアプリやウェブサイト、YouTubeチャンネルなどをいくつか試してみることをおすすめします。
- 単語学習: Quizletのようなフラッシュカードアプリ、特定の試験対策用無料単語アプリなど。
- 文法学習: 丁寧に文法規則を解説しているウェブサイト、練習問題付きのアプリなど。
- リスニング: 初心者向けの語学学習ポッドキャスト、短いニュース動画、アニメや子供向け番組など。
- リーディング: 語学学習者向けのニュースサイト、平易な文章で書かれたブログなど。
いきなり有料サービスに登録するのではなく、まずは無料で色々な形式を試して、自分が続けやすい、理解しやすいと感じるリソースを見つけましょう。
ステップ3:インプット系とアウトプット系を組み合わせる
語学学習には、知識を吸収する「インプット」(聞く、読む)と、知識を使う「アウトプット」(話す、書く)の両方が不可欠です。オンラインリソースも、インプットに特化したもの(動画、音声、記事)と、アウトプットの機会を提供するもの(言語交換アプリ、オンライン添削、オンライン英会話など)があります。
初心者のうちはインプット中心になりがちですが、覚えた単語や文法を使ってみる練習も早い段階から取り入れることが大切です。勇気が出ないかもしれませんが、無料で使える言語交換アプリで短いメッセージを送ってみるなど、できることからアウトプットの練習を始めましょう。
ステップ4:有料リソースを検討するタイミング
無料リソースである程度学習を進め、「もっと体系的に学びたい」「特定のスキルを集中的に強化したい」「講師から直接指導を受けたい」と感じたら、有料リソースの検討を開始します。
有料サービスは、無料にはない質の高いコンテンツや、個別のサポートが受けられることがメリットです。ただし、費用がかかるため慎重に選びたいものです。多くの有料サービスには無料体験期間が設けられていますので、まずは無料体験を利用して、内容や使いやすさ、サポート体制などをじっくり確認することをおすすめします。
サービスの公式サイトだけでなく、利用者の口コミやレビューも参考にすると良いでしょう。価格だけでなく、自分が求める機能が備わっているか、サポートは充実しているかなどを総合的に判断することが重要です。
忙しい人がオンラインリソースを効率的に使うコツ
仕事などで忙しい中で語学学習に取り組む場合、オンラインリソースを賢く活用することが効率アップの鍵となります。
- スキマ時間を徹底活用する: 通勤電車の中、昼休憩、寝る前の数分など、細切れの時間を利用しましょう。アプリでの単語学習や、ポッドキャストのリスニングなどは、短い時間でも取り組みやすいです。
- オフライン再生機能を活用する: 通信環境が不安定な場所や、データ通信量を節約したい場合は、動画や音声コンテンツのオフライン再生機能を活用します。事前にWi-Fi環境でダウンロードしておけば、いつでもどこでも学習できます。
- 通知をオフにする: 学習中はスマートフォンの通知をオフにするなど、集中できる環境を意識的に作りましょう。
- 完璧を目指しすぎない: 「毎日1時間勉強しなければ」と気負うと続かないことがあります。「今日はアプリで単語を5つ覚えるだけ」「通勤中にポッドキャストを10分聞くだけ」というように、小さくても良いので毎日続けることを目標にしましょう。オンラインリソースなら、短い時間でも取り組みやすいはずです。
オンラインリソース活用における注意点
オンラインリソースは便利ですが、いくつか注意しておきたい点があります。
- 情報過多にならないように絞り込む: 無数のリソースがあるため、あれこれ手を出しすぎると中途半端になってしまいます。いくつか試してみて、自分に合ったもの、目的に沿ったものに絞り込んで集中的に利用しましょう。
- 情報源の信頼性を確認する: 特に無料のウェブサイトや個人が発信する情報の中には、不正確な内容が含まれている可能性もあります。試験対策に関する重要な情報や、専門的な内容は、信頼できる情報源(試験実施団体の公式サイト、定評のある教材の関連サイトなど)で確認することをおすすめします。
- オンラインだけに偏りすぎない: オンラインリソースは便利ですが、ノートに書いたり、テキストを使って体系的に学んだりするオフライン学習も大切です。バランス良く取り入れることを意識しましょう。
まとめ
語学試験対策をゼロから始めるにあたり、オンラインリソースは非常に強力な味方になります。手軽に始められ、多様なコンテンツで自分のペースで学べる点が、特に忙しい超初心者の方にとって大きなメリットとなるでしょう。
まずは無料で利用できるリソースから試してみて、自分に合った学習方法やコンテンツを見つけることが第一歩です。そして、インプットとアウトプットのバランスを考えながら、スキマ時間を有効活用することで、忙しい日常の中でも着実に学習を進めることが可能です。
ただし、情報過多に注意し、信頼できるリソースを選び、オンラインとオフラインの学習をバランス良く組み合わせることも忘れないでください。
この記事が、皆さまがオンラインリソースを賢く活用し、語学試験対策をスタートさせるための一助となれば幸いです。まずは、気になるアプリやウェブサイトを一つ試してみることから始めてみてはいかがでしょうか。